1月27日「子ども夢パーク」に行って来ました

2004年2月10日 11時42分 | カテゴリー: 活動報告

「子ども夢パーク」は2003年7月23日にオープンした、「川崎市子どもの権利に関する条例」に基づき川崎市教育委員会が市生涯学習振興事業団に委託し開設したこどもの居場所・活動拠点としての施設です。

施設内にNPO法人「フリースペースたまりば」が運営する不登校児童、生徒の居場所「フリースペースえん」があります。公設民営のこういった学校復帰だけを目的とするのではないフリースクールは全国的にもめずらしい試みだそうです。ここにくれば本人の希望があれば、在籍する学校も「出席扱い」になりますが、出席日数が進級や卒業のひとつの基準になるという評価のありかた自体に問題があると考えているという事でした。本当にそうですね。子どもたちはいつでもどこにいても学ぶ権利があるのであって、「学校にいくこと」は義務ではないということですよね。

川崎市には他に3箇所の適応指導教室「ゆうゆう広場」もありますが、一番違うのは、食事を一緒に作って食べるということです。「たまりば」の代表の西野博之さんは「食が一番大事。生きていることの楽しみ」と言われ、昼食は「えん」の子ども達も自由に参加してボランティアの人と作るそうです。まず「健康な体」そのためにはしっかりとちゃんとした食事をとることだと思います。

現在、この「えん」には7歳〜35歳、90人が登録をしています。障がいを持っている人や、適応指導教室からはじき出されてしまった非行の子ども達もいるということでしたが、私達が1時間程お話をうかがっている間の様子は20人くらいの子ども達が、とてもなごやかで、家庭的で、本当に穏やかな時間を皆で共有しているという感じでした。

登録には親の面談がありますが、子どもの面談はありません。いやなことを思い出して話さなくていい。いやな自分からスタートする必要はない。話したい子は話せばいい。ということだそうです。「カリキュラム」はなく自分でプログラムを作り、その日過ごす。

「ムダに見えている時間が一番大切。本当の生きる力を養いながら、ありのままの自分をみつめ、言いたい事をいい、失敗が許される関係づくりから、生きる楽しさを感じ取ってほしい」という西野さんのような、親の目とはまた違った「見守る目」が子育てには必要なのだと痛感しました。(中村みほこ)