遊べる川を取り戻そう!

2008年8月12日 16時38分 | カテゴリー: 活動報告

〜三沢川、川辺の生き物調査報告〜

毎日暑い日が続いています。夏はやっぱり水遊び!
三沢川には数か所階段がつくられていますが、川に入るにはちょっと勇気がいりますね。どうしてでしょう?昔三沢川で遊んだ方も多いはずですが、残念ながら今の三沢川は身近にあっても、なんだか遠い存在です。ということで8月9日、魚取り網とバケツを持って、三沢川に入ってみました。

■坂浜の新きさらぎ橋へ
この辺りは坂浜から百村にかけて昔ながらの棚田が残り、とっても風情があって四季を感じることができる地域です。川への階段を降りていくと、水際に石を集めて金網を被せてしまったので、人を寄せ付けない雰囲気がします。枯草も絡まって汚れた感じが残念です。長靴で入ってみると、流れが速いせいか、魚を見つけることができませんでした。少し臭いも気になりますね。

■百村に向かって鶴川街道を渡ったところ
湿地にガマの穂や、まだ青い数珠玉など背の高い植物が茂り、トンボやバッタ、蝶などがいました。水が少し深くて綺麗なオレンジ色の鯉が棲んでいます。ここは水には入れませんでした。

■矢野口のコカコーラ跡地の横
新しく整備された親水公園は、川の中に飛び石が配置され、水の流れや深さも子どもが遊ぶにはとってもいい感じです。2歳位のお子さんとお父さんが楽しそうに川に入って遊んでいました。水中をよ〜く覗いてみると、魚の網もすり抜けていく小さなメダカのような稚魚がいっぱいです。水中を覗くメガネが必携ですよ!小鷺もいました。

■富士通フロンテックの前
ここにも小さな魚がたくさんいます。7〜8㎝程の「クチボソ」という魚も見ることができました。美しいクロトンボを写真に写せなかったのが残念ですが、漆黒の羽根、オスは体がメタリックグリーンに輝いています。生息環境の条件として、水辺に水生植物が繁茂して流れが緩やかなこと、少し離れた範囲内に未成熟時を過ごせる薄暗い林床があることだそうです。そういえば上谷戸親水公園でも黒トンボをよく見かけますね。

■やっと穴澤天神社到着
参拝をして東京名水に選ばれている湧水へたどり着きました。冷たくて美味しい水と木陰がひんやりとして、熱った体を冷ましてくれます。丁度5〜6人の中年の男性が次々に自転車に容器を積んでいらっしゃいました。皆さん常連さんらしく、ここでちょっとした情報交換をするのだそうです。男性方の井戸端会議の場といった感じですね。キャップに本物の蝉と黄金虫を付けて現れた男性に、川の生き物のことを伺ったところ、鯉やクチボソのほかにもスッポンや亀、カニがいるそうです。湧水が流れる水みちの石の下から4㎝位の小さなアカコオラガ二を捕まえて見せてくれました。石はちゃんと元に戻してあげてね、ということでした。

■家庭の中の化学物質削減を!
三沢川には残念なことに、ゴミや白い泡が水面に浮かんでいることもあります。これではいつまでたっても水辺で楽しむことはできません。下水道整備は勿論ですが、家庭の中には、昔は使わなかったような化学物質が溢れています。アトピー性皮膚炎の子ども達も年々増えています。簡単便利な合成洗剤をやめて、石けんに変えたり、ダイオキシンの発生源となる塩素系漂白剤は使わないなど、本当に必要なものか、環境にやさしいものかなど、まずは家庭の中からもう一度見直してみませんか。限りある水は、いずれ子ども達が口にするものですから。

年々暑さが厳しくなってきます。クーラーを消して、近くで水遊びが楽しめるような川辺の環境を早く取り戻したいですね。

*この日はお昼寝の前に、湧水で淹れたコーヒーをいただきました。
もちろん味は格別!!
     中村みほこ