高次脳機能障がい者への支援

2010年7月28日 14時42分 | カテゴリー: 活動報告

6月議会報告<一般質問>より

“あきらめない!”
本人の意欲を引き出し、
継続した適切なトレーニングが
機能回復への鍵

高次脳機能障がいは、脳血管障がいや交通事故などの頭部外傷に多い後遺症です。受傷後《うまくしゃべれない・理解が悪い・集中力がない・すぐに怒る・自発性や意欲の低下・記憶障がい…》などの症状があります。外見からわかりにくく、社会的認知度が低いために、退院後、回復に向けた生活の中でのリハビリ環境が圧倒的に不足し、自発性の低下で引きこもる場合があります。
特に働き盛りの男性が多いのですが、若い人から高齢者まで幅広く存在し、救急医療の進歩で高次脳機能障がい者は増え続けるでしょう。
援助を受ける生活が習慣化すると、本人の主体性が失われ、意欲や自発性までも封じ込めてしまいます。また精神的・経済的負担が大きく、本人や家族への相談・支援体制は重要です。

世田谷区の公設民営
“身体障がい者デイサービスセンターふらっと”は

主に中途障がいのある人の施設です。「あきらめない」を合言葉に、高次脳機能障がい者の自立機能訓練事業として〝自分で考え決めるプログラム〟によるリハビリに取り組んでいます。医療関係者との連携で障がい特性に応じたトレーニングを継続することが回復への道。地域に戻ってからの生活リハビリや社会的リハビリは欠かせません。
スタッフは当事者が自分の持っているものを最大限にいかして、自らの手で生きる喜びを獲得できるようにサポートしていきます。自分の意志で動くことが機能改善の成果に繋がっているようです。
リハビリサポートのための人材育成と、医療職と介護職が連携し、回復支援を図る場を周辺自治体連携で作っていくことを提案しました。

答弁】
障害福祉課で保健師による相談業務を、社会福祉協議会では生活リズムや対人関係の相談業務を、また障害者総合支援センター“マルシェいなぎ”で高次脳機能障がい者支援員を配置し、回復期から就労まで相談支援を行っている。専門性の高いリハビリテーションの場は現時点では困難。