知的障がいを伴わない発達障がいの「生きづらさ」と「育てにくさ」

2014年5月22日 11時50分 | カテゴリー: 活動報告

―― 発達支援センターに期待されるサポート体制 ――

■稲城市発達支援センター「レスポ―いなぎ」

 昨年の4月、ふれんど平尾に開設しました。障がい認定の有無にかかわらず、発達に不安のある方の個性に添う対応を相談者と探る専門機関です。主な相談は「本人との関わり方やコミュニケーションの取り方、行動面の対応」や「学校、施設等での課題や不適応」についてのことです。

 

■子育て中の親サポートから学生・成人の学校・職場との調整まで

育てにくさから、子育てが苦しくなる時があります。本人の「生きづらさ」を知って、接し方や関わり方を変えてみると、子育てがもっと楽しめるのかもしれません。

思春期・青年期には反抗期も重なり、対応が難しくなってきます。親子関係や、学校・職場での人間関係を調整する第三者機関として、発達支援センターの果たす役割は大変重要です。

 

 

■「ひきこもり」から一歩を踏み出すには

社会との接点を無くして長期化すると、家族だけでは解決が困難になります。もし、生きづらさによるトラウマや二次障がいを疑う場合には専門知識に基づいた支援が不可欠です。相談からアウトリーチ、そして「居場所」へと連携した対応が望まれます。

 

■発達支援センター「レスポ―いなぎ」の利用状況

【市の答弁より】                H.25.4~26.1  

1~55歳          相談登録者53人 延べ相談実績473件 

1~5歳 幼児期   43.4% 23人    26.0%  123件

~12歳 児童期   24.5% 13人    21.8%  103件

~18歳 中高生相当 13.2%  7人    22.0%  104件

~29歳 若者世代  11.3%  6人    24.9%  118件

 30歳~               7.6%  4人     5.3%   25件

 

 

Q)18才までの学齢期の支援は?

A)「レスポ―いなぎ」から学校へ出向き、担任やスクールカウンセラーと方針を決定してきた。

 

Q)大学や職場の理解は?

A)相談は10人。個々へ出張し、担任や上司などと意見交換することで理解を求めている。

 

Q)自己理解を促す取り組みは?

A)コミック会話などで困りごとの可視化を行っている。

 

Q)ピアサポートや居場所の確保は?

A)現在ピアサポートは「マルシェいなぎ」に設置。居場所は地域活動支援センター(福祉センター内)。平成26年2月末の登録者55人のうち知的障がいを伴わない発達障がいの方は1人。

 

Q)家族交流や情報交換の場は?

A)講演会後アンケートなどで希望者を募り検討する。

 

Q)発達障がい児童の放課後の居場所は?

A)放課後子ども教室の実施状況を見定め、平成26年度以降、6年生までの学童クラブ受け入れを検討する。

 

Q)学童クラブ職員の定期的な研修は?

A)「レスポ―いなぎ」の普及啓発講座、要望での出張相談も行いたい。