“ひきこもり” 社会とつながる はじめの一歩

2014年12月25日 16時14分 | カテゴリー: 活動報告

“ひきこもり” 社会とつながる はじめの一歩

「訪問による生活訓練事業」を稲城にも!

「親亡き後」の問題は深刻です。  

長期にひきこもっている方々は家族の支えを失った途端に孤立し困窮してしまいます。

「若者サポートステーション」では働くことに不安を抱えた15~39歳対象に職業的自立を支援しています。しかし精神疾患の場合、多くは10~20代に発症する中途障がいのため、社会経験やコミュニケーション能力の不足がいわれています。また成人期以後に診断された発達障がい者の中には二次障がいも含めて生きづらさは多種多様です。

 

■市川市の実践

これまでサービスにつながらなかった統合失調症や発達障がい、高次能機能障がい等の方々には、関係づくりケアマネジメント日常生活支援社会生活支援対人関係支援住居支援家族関係調整等、多様なニーズに柔軟に対応し、生活スキルの獲得を重点的に支援する【訪問による生活訓練事業】の有効性が報告されています。

【平成20年度厚生労働省障害者保健福祉推進事業 訪問型生活訓練モデル調査研究事業報告書】

 2年間で必要な生活スキルを身に付けながら、丁寧に不安を取り除き通所や進学、就職へと自分らしい生活スタイルにつなげていきます。

また、生活支援員は精神症状への対処などの医療的側面を含む比較的専門的な支援も行います。現場で見えてくる様々な領域のニーズにも対応するにはスタッフの専門知識と技術のスキルアップが欠かせません。独立行政法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所などで毎年研修が実施されています。

 

■稲城市のひきこもる人々

稲城市は15~39歳で推計300人。40歳以上を含めると300人よりさらに多いことになります。

【内閣府平成22年度「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」準ひきこもりの15~39歳に占める割合1・19%から】

 

 

Q)ひきこもりがちな方々の現状は?

A)15~39歳で推計300人。対象者の把握は困難だが、民生・児童委員や市の相談窓口で把握していきたい。今後は人口増と共に増加傾向と考える。

 

Q)ひきこもり相談件数や内容、傾向は?

A)社会福祉協議会へ年間5件程度。不登校から卒業後も10年程ひきこもっている(20代半ば)。親の経済的不安。ひきこもり歴30年(40代・50代)という当事者からの相談もある。

 

Q)この相談者への対応と支援内容は?

A)障害者相談支援事業の相談員と保健師が訪問し、医療機関やアウトリーチ支援、通所サービスや地域活動支援センターへの通い、障がい者手帳の取得案内などを行っている。

 

Q)ひきこもりの方々への支援策として、訪問による生活訓練事業は大変有効と考えるが、市の見解は?

A)個々のケースに対応して支援を行う。